全国に1,213箇所ある道の駅。千葉県内にも30の道の駅がありますが、今回は、鋸南町にある都市交流施設・道の駅「保田小学校」と併設する「保田小附属ようちえん」を取材しました。
千葉県鋸南町と言えば、房州で初めてと言われる海水浴場や浮世絵の創始者である 菱川師宣の誕生の地などがあります。1889年の夏には文豪の夏目漱石が海水浴を楽しんだことでも有名です 。
保田小学校は明治21年に開校。120年以上にわたり多くの子どもたちを見守ってきましたが、少子化の影響を受け2014年に廃校。そして、2015年12月に地域のにぎわいを生み出す施設、道の駅・保田小学校として新たなスタートを切りました。
体育館は特産品を販売するマルシェに、校舎には地域の飲食店や観光案内所、さらに教室に泊まれる宿泊施設や大浴場とさまざまな旅の楽しさを詰め込んだ施設に生まれ変わりました。
じゃらん全国道の駅グランプリ2023では堂々の第10位に輝き、たくさんのお客様を楽しませる施設となっています。
飲食店は9つあり、懐かしの給食メニューが食べられる「里山食堂」や本格中華が楽しめる「3年B組」、房州石の石窯で焼く薪窯ピッツァ専門店「廃校ピッツェリア Da Pe GONZO」などなど美味しそうなお店がズラリと並んでいます。
まずは施設内を散策しながら、保田食堂さんの黄金アジフライを食べ歩き！地元で朝獲れのアジを揚げたてでいただきます。
味付けは、店員さん一押しの岩塩で。アツアツでサクサク♬うーん、身が厚くてフワフワです〜。美味しー！！保田食堂さんは、海鮮丼と黄金アジフライを中心に房総の美味しい漁師飯を提供しています。イートインスペースもありますので、ゆっくりと食事を味わいたい方にもおすすめです。
もう1ついただきたい気持ちをおさえつつ、次はバーガーやソフトクリームが人気のcafe 金次郎さんへ。千葉県産びわを使用したソフトクリームや、摘みたてイチゴのシェークなどちょっとひと息にぴったりのお店です。
「学びの宿」は全国的にも珍しい学校に宿泊できる施設です。室内は教室そのもの！大人から子どもまでワクワクできるお部屋です。
お風呂でリラックスできるのもうれしいポイント。宿泊者だけでなく一般のお客さんも入浴可能です。
遊びの施設も充実しており、あかちゃんひろばやドッグランなど、小さなお子様連れやペットと一緒に旅を楽しむご家族も安心です。
1日3,000円で借りられるレンタサイクルもあります。潮風を受けながら海岸線をサイクリングすると爽快です。保田周辺の観光地を巡るのも楽しいですよ。
次は焼きたてクロワッサンとカフェの「front village diner」さんへ。施設内でこちらのクロワッサンを食べているお客さんを多数目撃！どうしても食べたかったのです。毎日店舗で焼き上げるバターを使わないプラントベースクロワッサンが人気。たくさんの種類があるのでオーダーで目移りしてしまいます。
中にクリームがたっぷり。でもしつこくない！ほかの種類も制覇したいほど美味しかったです。
今回は千葉県鋸南町にある道の駅「保田小学校」にお邪魔しました。これまで旅の通過点というイメージがあった道の駅ですが、目的地にしても十分に楽しませてくれる施設であることに驚きました。
都心からも車で2時間以内に到着する身近な観光地。次のドライブはぜひ保田小学校に遊びに来てくださいね！
都市交流施設・道の駅 保田小学校
住所：〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724
電話番号：0470-29-5530
開校時間：9:00～17:00 年中開校
※テナント毎に営業時間・定休日が異なります。
