【大阪】野見神社の花手水に、雨の日ならではの趣を感じて。

大阪府高槻市にある野見神社。
色鮮やかな「花手水（はなちょうず）」が最近Instagramで話題の神社です。

取材当日は朝からあいにくの雨模様でしたが、しっとり濡れた神社の境内に、花手水のお花が生き生きと美しく、なんとも情緒がありました。

野見神社について

大阪府の阪急「高槻市駅」から歩いて約7分の場所にひっそりと立つ「野見神社」。無病息災・厄除け開運・武芸上達の神様が祀られ地元の鎮守様として愛されています。

取材の日も雨の中「お宮参り」のご家族を何組か見かけて、ほっこり温かい気持ちになりました。

花手水（はなちょうず）とは

神社を参拝する際、入口で心身を清める「手水」鉢に、季節のお花を浮かべて楽しむ日本ならではの風習のこと。古くは、草花の露で身を清めたことが始まりと言われています。ここ数年コロナ禍で神社では手水が使えなくなり、代わりに季節のお花を浮かべることで心を清めてもらおうと全国に広がっています。

野見神社では現在、手水舎で手を洗うことができます。そのため、柄杓（ひしゃく）を置いている手水鉢にお花を浮かべているわけではありません。今話題になっているのは、横にある樽の手水鉢。全面に季節のお花が浮かべられとても華やかです。

花手水のお花は地元商店街にある「石田花店」さんが、毎週ボランティアで奉納しています。今回のテーマは「ジューンブライド（6月の花嫁）」。ウエディングブーケをイメージした白いシャクヤクとブルースター・デルフィニウムのブルーが清楚で上品ですね。

境内の中ほどにはアジサイを浮かべた手水鉢もありました。雨粒の波紋も合わせてアートですね。

野見神社の花手水は、本当にオリジナリティにあふれています。テーマは「鬼滅の刃」「WBC」など時勢に合わせていたり、季節に合わせて「ホオズキ」や「ひまわり」など花手水には珍しい花材を使ったりといつも趣向を凝らしています。

私も毎週楽しみにInstagramをチェックし、気になる時は写真を撮りに出掛けるようにしています。雨の日は初めてでしたが、いつもと違った風情があり大変心に響きました。

季節の「花朱印」

参拝の記念に「花朱印」を購入しました。こちらは季節によって絵柄が変わります。もちろん御朱印帳に直接書いてもらうこともできますよ。

お相撲の神様ということで、かわいい「相撲みくじ」もありました。ご参拝の際には試してみてはいかがですか？