【大阪府】新緑に囲まれた癒しのスポット！箕面大滝へ

新緑のシーズンにどうしても行きたかった「箕面大滝（みのお おおたき）」。大阪では、小中学校の遠足などで一度は訪れたことのある自然豊かな行楽地。パワースポットとしても人気があります。

紅葉の名所として知られていますが、新緑の季節もまた格別。
芽吹いたばかりの青葉の中歩くと、風が心地よく日頃の疲れを癒してくれます。

「箕面大滝」とは

大阪府の北西部、箕面（みのお）市にある「箕面大滝」は、落差約33mとそれほど大きな滝ではありませんが、その清らかで神秘的な姿から「日本の滝百選」にも選ばれています。

「明治の森箕面国定公園」の一角にあり、その流れ落ちる姿が農具の「箕（みの）」に似ていることから、この地を「箕面（みのお）」と呼ぶようになったのだとか…。

阪急「箕面」駅から山に向かって約2.7km（徒歩約40分）。「大滝」までの道のりは「滝道」と呼ばれ見どころもいっぱい。舗装され傾斜も比較的ゆるやかで、歩きやすいのも魅力です。

外国人観光客に大変人気のスポットですが、地元保育園のお散歩コースにもなっています。またウォーキングやワンちゃんとお散歩している人もたくさん見かけました。

新緑を眺めながら「滝道」を散策

阪急「箕面」駅を降りると大きな地図があります。まずここで「大滝」までのルートを確認。看板の後ろが「滝道」への入口です。

「滝道」に入ると、あっという間に新緑の世界へ。木漏れ日が幻想的で、萌黄色の新緑がどこまでも広がり、目の前に迫ってきます。

木陰は涼しく、川のせせらぎを聞きながら、ひんやりした風が心地いい…。新緑だけでなく、コケやシダなど緑のグラデーションも楽しめます。

見上げると、青空に透ける新緑の美しさに感動。鮮やかでみずみずしい青葉のパワーを全身で感じましょう。

「滝道」には気になるスポットがいっぱい！

渓流に沿ってどんどん歩いていると、物語に出てきそうな苔むしたトンネルを発見！

途中、川の中に魚が見えました。巨大な岩、大きな切り株、かわいいお花や木の実などを見つけながら自然の中を楽しく散策！

朱色の「瑞雲橋」がひときわ目を引く「瀧安寺」。宝くじ発祥の地といわれ、金運アップのお寺として人気があります。

「大滝」までは、まだまだ。途中に休憩所や川床、雰囲気の良いテラスカフェなどもあります。時間があればゆっくりしていくのもいいですね。

自然のパワースポット「大滝」に到着！

滝の音が一段と大きくなってくると、ついに「大滝」に到着。

勢いよく流れ落ちる水と、鮮やかな新緑、陽の光のコントラストが神秘的。「日本の滝百選」に選ばれた神聖な美しさに、疲れも吹き飛びました。

滝の前に立つと、水しぶきがひんやり気持ちいい。滝つぼがエメラルドグリーンに輝き、中州の部分がスポットライトのようにキラキラしています。ベンチに座ってゆったり滝を眺めながら、自然のパワーをたっぷり浴びました。

ちなみに、6月中旬～下旬には、「滝道」から「大滝」に向けて、たくさんのゲンジボタルが見られるそうですよ。ホタルの乱舞、ぜひ見てみたいものです。

帰りは足湯で疲れを癒やそう！

「滝道」に入ってすぐにある無料の足湯スポット「ゆずるの足湯」。歩き疲れた足がすっきり！帰りに立ち寄るのがおすすめです。

箕面といえば「もみじの天ぷら」

足湯の後は、近くの売店の「もみじソフト」でほっこり。
ほんのりピンクのかわいいソフトクリームに、箕面名物「もみじの天ぷら」がトッピングされています。

両方食べたかったので、このメニューは嬉しい！ピンク色のソフトクリームは、後味がさわやか。中に「もみじ茶」が入っているそうです。

「もみじの天ぷら」は、文字通り「もみじの葉」に衣をつけて揚げたお菓子。かりんとうのような素朴な甘さと、固めの食感が特徴です。その歴史は古く、約1,300年前に誕生したと言われています。

使用する「もみじ」はオーガニックで育てられた食用のもの。収穫後はキレイに洗って、1年以上も塩漬けしアクを抜きます。その後流水で24時間塩抜きしてから、衣を付けて揚げるという手間のかかりよう。家庭ではとてもマネできませんね。

最近では「キャラメル味」や「コンポタ味」など変わり種も。お土産にいろいろ試してみてはいかがですか？

まとめ

大阪府の北西部にある「箕面の大滝」は、「日本の滝百選」にも選出された神秘的で美しい滝。「大滝」までの約2.7kmの道のりは「滝道」と呼ばれ、大自然の中、カフェやお土産屋さんなどで賑わっています。

紅葉だけでなく、新緑のシーズンもおすすめ。箕面の定番お菓子「もみじの天ぷら」もぜひ食べてみてください。