【兵庫】コアラに会いに「神戸市立王子動物園」へ行こう。

神戸の六甲山の麓に広がる自然豊かな「神戸市立王子動物園」。
コアラはじめアジアゾウ、トラ、キリンなど約130種類・750点の動物たちと出会えます。

神戸で生まれ育った筆者にとっても、幼い頃から慣れ親しんだ懐かしい場所。70年以上の歴史があり、ローカル色の強い印象がありますが、実は日本でもめずらしい「コアラに会える動物園」として知られています。

神戸市立王子動物園について

王子動物園は、前身の諏訪山動物園が1946年に閉園となった後、日本貿易産業博覧会（神戸博）の跡地を利用して1951年3月21日に現在地へ移転して開園しました。

阪急神戸線「王子公園駅」から徒歩3分とアクセスもよく、入園料はなんと！大人600円、中学生以下は無料。良心的な価格もうれしいですね。（2023年8月現在）

かつては「コアラとジャイアントパンダに会える動物園」として有名でしたが、現在ジャイアントパンダのタンタンは、健康管理のため観覧が中止されています。タンタンの様子は、YouTubeで公開されていますよ。

神戸市立王子動物園公式YouTube

エントランスを入ると…

園内に入る際、靴の裏を消毒します。エントランスを入るとまずフラミンゴたちがお出迎え。昔と変わらい懐かし光景に、なんだかほっこりした気分になります。

早速コアラに会いに行こう！

入口を入って左へどんどん進むと「動物とこどもの国」のゲートが見えてきます。この中に「コアラ舎」があります。

「コアラ舎」に入るとひんやりと空調が効いていてとても快適。広々とした明るいガラス張りスペースには、クイーンズランドコアラ6頭が暮らしています。

ついに会えた！コアラは1日20時間も寝ているといいます。「顔が見えたらいいな…」と思っていたら、写真の「いぶきくん」は、こちらが照れてしまうほどじっと見つめてくれました。

「イツキくん」は、木の陰に隠れていましたが、何度か目を合わせてくれて、あまりのかわいさにしばらくこの場を動けませんでした。祝日の午前中でしたがゆっくり見ることができましたよ。

コアラはユーカリしか食べません。餌のユーカリは農家からも仕入れていますが、園内でも栽培しているそうです。そのため王子動物園のコアラたちは新鮮なユーカリを食べることができるそうです。

他にも希少な動物たちを紹介！

こちらアジアゾウのマック。アジアゾウはアフリカゾウと比べ耳が小さいのが特徴です。マックは国内最大級の大きなアジアゾウ。見た目の迫力からは想像できませんが、時々「キュウキュウ」とかわいい声で鳴きます。ぜひ聞いてみてください。

この後、室内に移動しトレーニングをしていました。トレーニングは将来病気やケガをした時に安全に治療できるようにするのが目的。体が大きい分、治療する際に暴れると危険です。毎日のトレーニングが、いざという時に命を救うかもしれませんね。

ガラス越しに巨大なエゾヒグマが水風呂に浸かっていました。その距離50cm? ！
至近距離でこちらを見つめる瞳に癒やされました。この距離でヒグマに会える動物園はなかなかありません。とてもかわいいですが、その大きさは衝撃的！

体の模様が美しいアムールヒョウ。こちらへ歩いてきたかと思うと、裏返ってボールにじゃれるなど、愛嬌のある姿を見せてくれました。

しなやかで美しいアムールトラのレーニャ。アムールトラはシベリア、中国東北部に生息しています。今日は暑さのせいか？少しお疲れのようでした。

他にもキリン・カバ・馬・ヤギ・リクガメ・シマウマ・カピバラ・レッサーパンダ・ダチョウやクジャクなど、約130種の動物たちに出会えますよ。

まとめ

神戸市灘区にある「神戸市立王子動物園」は、70年以上の歴史がある動物園。日本ではめずらしい「コアラに会える動物園」として有名です。

園内には小さな遊園地もあり、小さなお子さま連れでもゆっくり楽しめるでしょう。木陰も多く、通路にはミスト、涼める休憩スペースもあるので夏でも安心。あなたも希少な動物たちに癒やされてみませんか？