京都の伏見といえば、全国的にも有名な日本酒の銘醸地。
かつては「伏水(ふしみず)」とも呼ばれていたほど、豊かで上質な水に恵まれた地域として知られています。
水質は軟水であるため、醸される日本酒は口当たりの滑らかな優しい味わいが特徴。
そのため「伏見の女酒」と形容されることもあるのです。
今回は、そんな伏見を代表する酒造メーカーである「月桂冠」の元本店を活用した施設、「伏見夢百衆」で不定期開催される試飲会をご紹介!
お土産用のお酒も充実した施設ですので、ぜひ伏見観光の際にはお立ち寄りください!
酒造りの町「伏見」
伏見周辺を歩いてると、至るところに日本酒に関連する施設が目に入ります。
伏見銘酒協同組合では、伝統産業である日本酒作りを構成に残すために立ち上げられたそう。
後ろに見える大きなタンクに日本酒が貯蔵されているのでしょうか。
町は昔ながらの風景も姿を残しており、長年使用されているような大きなタンクも見えます。
どんなお酒が貯蔵されているのか、気になりますね!
全国規模で有名な月桂冠。
近代日本酒の礎を築いたともいえる、偉大な蔵元です。
伏見の町は日本酒を飲めない方でも楽しめるはず!
京都の町中よりも落ち着いた雰囲気で、歴史ある町並みを散策できますよ!
伏見夢百衆
こちらが大正8年に建築された、月桂冠の旧本店。
平成5年までは現役で使用されていましたが、現在では観光施設として日本酒などのお土産販売と喫茶施設として営業されています。
喫茶施設では日本酒の仕込み水を使用した「水出しコーヒー」が有名。
もちろん、日本酒を味わう「きき酒セット」も用意されています!
こちらでは月に数回、週末限定で日本酒のきき酒会が開催されています。
数ある伏見の銘柄を一気に味わえる機会ということもあって人気のイベントです。
大正時代の面影を残す館内
館内には伏見を代表する銘柄のラベルがズラリ。
お土産用の日本酒、酒粕やスイーツといったお土産も充実しています。
喫茶スペースでは落ち着いた雰囲気でコーヒーや日本酒を楽しめそう。
大正時代の歴史を感じる、趣のある内装が素晴らしいですね。
建物に関する詳しい解説も記載されていました。
建築としても見ごたえあるスポットです。
窓から見える風景もどこか味わい深いものがあります。
こちらで昔は月桂冠の人たちが日本酒について話し合っていたのでしょうか。
伏見を代表する蔵の日本酒を楽しむ
試飲会は一人1,500円で参加可能。
時間制限は特に設けられていないようで、ゆっくりと日本酒を味わえます。
全17銘柄がズラリと並びます!
各日本酒は手前に置かれた大きなお猪口から、スポイトで自分のお猪口に注ぎます。
ゆっくり飲めるのでいいシステムですが、数が多いのでどうしても終盤は酔いが回ってきます。
気に入った日本酒は札をレジへ持っていくことで、購入することが可能。
訪れた時間が遅かったこともあり、銘柄によってはすでに売り切れているものもありました。
購入目的の場合は、少し時間に余裕をもっていた方がいいかもしれません!
普段はなかなか飲まない銘柄を味わえます。
月桂冠、松竹梅などは全国規模の大きな蔵ですが、意外としっかりと味わったことが無かったので非常にいい機会でした!
中にはにごり酒も用意されていました。
日本酒好きはもちろん、これから日本酒を楽しみたいと考えている方にもおすすめの試飲会です!
試飲会は不定期開催ではありますが、喫茶施設でも日本酒を楽しめますので伏見観光の休憩にはぜひ、「伏見夢百衆」へお立ち寄りください!
伏見夢百衆 基本情報
- 住所: 〒612-8045 京都府京都市伏見区南浜町247番地
- 営業時間:10:30~17:00
- 定休日:月曜日
- TEL:075-623-1360
- 公式HP:伏見夢百衆
電車で伏見へアクセスする方法は京阪、近鉄、JRと複数ルートが存在しています。
そのため利用する路線は、前後の観光施設を考慮して選択することをおすすめします!
- 京阪本線「中書島」駅から徒歩5分
- 近鉄京都線「桃山御陵」駅から徒歩10分
- JR奈良線「桃山」駅から徒歩15分
- 中書島駅から386m
◆伏見夢百衆 周辺地図
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