満開のサクラと弘前城天守

2024 3/03

弘前の代表的名所、弘前公園

弘前公園は、青森県弘前市の中心部にある広大な公園です。この公園は、江戸時代に建てられた弘前城を中心に広がっており、日本最北端の現存天守や歴史的な門や橋などが見られます。また、春には約2600本の桜が咲き誇り、「日本一の桜」とも称される弘前さくらまつりが開催されます。秋には菊と紅葉まつりがあり、色とりどりの菊や紅葉が楽しめます。冬には弘前城雪燈籠まつりがあり、雪に覆われた城や燈籠が幻想的な雰囲気を醸し出します。

弘前公園は、歴史と自然が調和した美しい公園です。

弘前公園の見どころ

弘前公園には、歴史的な建造物や美しい自然がたくさんあります。例えば、以下のような見どころがあります。

(1)弘前城

江戸時代に建てられた日本最北端の現存天守です。現在は石垣工事中のため、仮の天守台に移動しています。

(2)桜

約2600本の桜が咲き誇り、「日本一の桜」とも称される弘前さくらまつりが開催されます。樹齢100年を超える桜や日本最大幹周のソメイヨシノなどもあります。

(3)菊と紅葉まつり

秋には色とりどりの菊や紅葉が楽しめます。根上がりイチョウや最勝院五重塔なども見どころです。

(4)雪燈籠まつり

冬には雪に覆われた城や燈籠が幻想的な雰囲気を醸し出します。雪像や氷灯籠などもあります。

これら以外にも、弘前公園には藤田記念庭園や喫茶室batonなどの施設や、戸田うちわ餅店や大正浪漫喫茶室などのグルメスポットもあります。

弘前公園の中心、弘前城

弘前城は、青森県弘前市にある日本の城で、東北地方で唯一現存する天守を持ちます。弘前城は、以下のような歴史や特徴を持っています。

弘前城は、1590年に津軽地方の統一を成し遂げた津軽為信が築城を開始しました。1609年には、2代目藩主の津軽信枚が高岡城から弘前城に改名しました。

弘前城の天守は、1810年に9代目藩主の津軽寧親が建てたもので、3層3階建ての白漆喰塗りの姿が美しいです。天守は国指定重要文化財や国の史跡にも指定されています。

弘前城は、桜の名所としても有名で、毎年春には弘前さくらまつりが開催されます。約2600本の桜が咲き誇り、天守や堀などとのコントラストが見事です。

弘前城は、現在石垣工事中のため、仮の天守台に移動しています。この工事は平成33年まで続く予定で、その間にも天守や櫓などを見学することができます。

弘前公園の桜

弘前公園の桜は、以下のような特徴や見どころがあります。

弘前公園の桜は、約2600本のソメイヨシノを中心に約50種類、約5000本の桜が咲き誇ります。見頃が4月の中旬から5月上旬とやや遅めの時期になっています。満開を迎えるのは、4月22日～4月27日あたりが多いです。

弘前公園の桜は、ソメイヨシノだけでなく、弘前七桜と呼ばれる7種類の桜も見ることができます。弘前七桜は、カスミザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラ、エドヒガン、ウコン、関山、八重枝垂です。

弘前公園の桜は、気候や環境の影響で開花時期や見頃が変わります。例えば、2023年は観測史上最速の開花宣言がされました。

弘前公園の桜は、現存する12天守のうち東北地方唯一の弘前城天守や武家屋敷などと共に見ることができ、歴史的な雰囲気を楽しむことができます。

弘前公園の桜は、ハート型に見える「ハートの桜」や「夜桜ライトアップ」などの人気スポットがあり、写真映えする場所が多いです。

弘前さくらまつり

弘前さくらまつりは、弘前公園（弘前城）で開催する、毎年約200万人がお花見を楽しむ日本一の桜祭りです。

弘前公園には、シダレザクラや八重桜など約50品種2600本の桜が植えられており、例年4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。弘前さくらまつりでは、桜のライトアップや屋台、各種イベントなどが楽しめます。とくに有名なのは、桜のトンネルや桜色に染まる西濠、落ちた花びらが水面を覆う「花筏」などの景色です。

弘前さくらまつりの歴史は古く、弘前藩士が京都の嵐山から25本のカスミザクラなどを持ち帰ったのが始まりだと伝えられています。その後、弘前城の防衛のために堀や土塁が整備され、その際に桜が植えられたという説もあります。

弘前さくらまつりは、日本三大桜祭りに数えられるほか、国内外から多くのメディアに取り上げられることもあります。また、国際花と緑の博覧会や国際園芸博覧会などの公式認定イベントにも選ばれています。