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松川浦の鵜ノ尾埼灯台(福島県相馬市)

目次

鵜ノ尾埼灯台の概要

福島県相馬市の松川浦にある「鵜ノ尾埼灯台」は、高さ63メートルの灯台です。1883年に建てられ、現在でも現役で使用されています。周囲には自然が豊かで、磯釣りやマリンスポーツを楽しむことができます。また、灯台からは太平洋と内陸の風景を一望できますし、海と山の美しい景色を楽しむことができます。

春には近くにある梅林が見事な花を咲かせますし、秋には紅葉が美しいです。そのため、多くの人々が訪れる観光スポットです。灯台内部には展示室がありますし、灯台の歴史や灯台守の暮らしぶりなどが紹介されています。また、灯台周辺には、地元の漁師から仕入れた新鮮な魚介類が食べられる飲食店も多数ありますし、海の幸を味わうことができます。

鵜ノ尾埼灯台の歴史

福島県相馬市にある松川浦の鵜ノ尾埼灯台は、1897年に建てられた歴史ある灯台です。当時、相馬地方は炭鉱や製紙業が盛んであり、海岸に石炭やパルプが流れ着くことがよくありました。そのため、灯台が必要とされました。鵜ノ尾埼灯台はその中でも重要な位置を占めていました。また、明治時代には国家的な近代化政策の一環として、多くの灯台が建てられましたが、鵜ノ尾埼灯台はその中でも最初期に建てられたものの一つです。

鵜ノ尾埼灯台は、木造の4階建てであり、塔の高さは20.3メートルです。初めは、石油ランプが使用されていましたが、のちに白熱灯に改良され、その後は自動化が進んでいます。現在は、LED灯が使用され、遠方からも見える明るい光を放っています。

また、鵜ノ尾埼灯台は、歴史的な背景からその建築様式も興味深いです。当時は日本各地で西洋建築が取り入れられていた時代であり、鵜ノ尾埼灯台もその影響を受けた建物です。特に、灯台の屋根には、ベルギー風のルーフィングと呼ばれる屋根材が使用され、独特なフォルムを持つ灯台となっています。

鵜ノ尾埼灯台は、日本近代化の象徴であるだけでなく、地元住民にとっても重要なシンボルです。松川浦の漁師たちは、鵜ノ尾埼灯台の光を頼りに航海を行っておりますし、また、昭和初期には、灯台の管理人が住んでいた灯台守の家族が、灯台周辺の荒野を開墾して、松川浦の集落を形成したという歴史的な背景もあります。

現在の鵜ノ尾埼灯台は、観光地としても人気がありますし、多くの観光客が訪れています。

鵜ノ尾埼灯台から見る絶景

「松川浦の鵜ノ尾埼灯台」からは、相馬湾や松川浦、周辺の山々など美しい自然景観が一望できる絶景スポットとしても人気があります。

まず、相馬湾を見渡すことができます。相馬湾は、南北に細長い形をしており、湾内には大小様々な島が点在しています。また、湾の向こうには、雄大な阿武隈山脈が連なっており、湾と山々のコントラストが美しい光景を見ることができます。

次に、松川浦を見渡すことができます。松川浦は、幅約3キロメートル、奥行き約10キロメートルにわたる内湾で、内陸部には多くの川が流れ込んでいます。鵜ノ尾埼灯台から見ると、水平線に近い位置に浦が広がっており、幻想的な風景を楽しむことができます。

また、灯台周辺には山々が連なっており、四季折々の美しい景色が見られます。春には、周辺の山々が新緑に包まれ、夏には青々とした山々が広がります。秋には、紅葉が美しい季節となり、冬には雪景色が広がります。特に、冬の夕方には、雪化粧した山々が灯台に照らし出される光景が美しく、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

さらに、灯台からは相馬市街地や周辺の集落を見渡すこともできます。灯台からの眺めは高所からの景色で、広大な景色を楽しめるため、訪れる人たちの心を癒してくれます。

このように、「松川浦の鵜ノ尾埼灯台」からは、豊かな自然と景色を楽しむことができます。四季折々に異なる表情を見せる景色は、多くの人々に愛される魅力的な場所です。

鵜ノ尾埼灯台の周辺観光スポット

鵜ノ尾埼灯台周辺には、多くの観光スポットがあります。灯台から車で約15分の場所には、太平洋に面した相馬野馬追が行われる馬場があり、野馬追の体験や馬術教室が楽しめます。また、鵜ノ尾埼灯台から車で約30分の場所には、相馬市立博物館があり、相馬市の歴史や文化について学ぶことができます。

さらに、相馬市内には「磐梯山」「会津若松城」「白河天守閣」など、福島県を代表する観光スポットがあります。鵜ノ尾埼灯台周辺を観光するだけでなく、福島県の魅力も満喫できるでしょう。

アクセス方法

「松川浦の鵜ノ尾埼灯台」には、車でアクセスできる方法と徒歩でアクセスする方法があります。

車でアクセスする場合は、国道6号線を相馬市内に入り、相馬警察署前交差点を左折し、市道・浜湾線を進みます。途中、橋を渡り、松川浦の入口にある「松川浦」の標識がある交差点を右折します。また、無料駐車場もあります。

徒歩でアクセスする場合は、相馬駅からタクシーで約10分で、料金は約2,000円程度です。

また、バスを利用する場合は、相馬駅からバスで「松川浦」下車で約25分で、バス停から灯台まで徒歩で約15分ほどです。

アクセス方法は多岐にわたりますが、どの方法を選んでも鵜ノ尾埼灯台を目指すためには、周辺の案内板などを確認しながら進むことが大切です。

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