3月初旬は長野県ではまだまだ寒い日が続き、雪がチラつく時もあります。
そんな長野県には、松本市や木曽町などの各地に福寿草の里があります。
今回紹介するのは、県内でも比較的早く福寿草が開花するという辰野町沢底の『福寿草の里』です。
今年は雪が積もっていて、いつもと雰囲気が違ったため一昨年の写真も合わせて紹介します。
辰野町沢底
辰野町は伊那谷の最北端に位置する町で、岡谷市と箕輪町の間にあります。
夏は蛍が有名で、6月に開催されるほたるまつりには多くの観光客が訪れます。
沢底地区で行われる『福寿草まつり』は、地域住民の方々の努力と協力で支えられている、地元に根差したお祭りです。
地元の方によると、沢底地区の福寿草の群生地は南向きになっており、日差しがよく当たることから開花が早いそうですよ。
福寿草まつり
沢底福寿草まつりは、感染症の影響で数年お休みしていたため本格的開催は今年が久しぶりでした。
今年は前日に降った雪が解け残っていたため、花が見れないかなと心配していましたが、所々顔をのぞかせる黄色い花がとても美しく咲いていました。
祭り当日は、地元婦人会の豚汁の販売やキッチンカーなどが来ており、来客も多いことから少し離れた駐車場からのシャトルバス運行が行われています。
手作りの豚汁が、冷えた体を温めてくれて美味しかったです。
おすすめは、手作りの『野沢菜の味噌漬け』。
地元で育てた野沢菜を、地域の方々の手で愛情込めて漬けた逸品です。
福寿草の見頃は?
時期的な見頃は2月末~ですが、辰野町から発表される観賞期間を参考にされるといいでしょう。
今年は2月18日~観賞期間が始まっていましたが、地元の方の話では12月頃から咲き始めていたとの情報もあるので早めの方がいいかもしれません。
時間帯は、日差しがしっかりと昇ってからの方が花が開いてとてもきれいに見えるため10時以降がおすすめです。
沢底の福寿草はどこに咲いてる
沢底の福寿草は空き地に咲いているというよりは、民家と民家の間や畑の土手に咲いています。
そのため、普段は入ることができない私有地にお邪魔させてもらうことになります。
観賞期間中には、経路が分かりやすいように矢印での案内や畑に板を敷いてもらっているなど、見学通路が作成されています。
歩きやすくしてもらっていますが、雪や泥で滑りやすいので歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
福寿草鑑賞の期間は2月末~3月初旬
祭りの開催期間は、毎年変わりますがおよそ2月末~3月初旬です。
2024年はすでに期間が終わってしまっていますが、以下のような日程になっていました。
祭り開催日:2月24日
観賞期間:2月18日~3月2日
売店喫茶:2月25日~3月2日(9時~15時)
祭り当日はシャトルバスがあるため、誘導の方に従ってください。
祭り当日以外の期間は、入村ふれあいセンターに駐車をして鑑賞することになります。
今年はもう観賞期間が終わってしまいましたが、次の季節にぜひ訪れてみてください。