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名栗湖(埼玉県)

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概要

「名栗湖」とは、埼玉県比企郡鳩山町にある人造湖です。荒川水系の荒川中川支流の名栗川にダムを築き、1957年に完成しました。湖周辺には多くの自然が残り、湖畔には桜並木が広がります。また、釣りやボートなどのレジャーも楽しめ、地域住民や観光客に親しまれています。湖の周辺にはキャンプ場もあり、自然に触れ合うことができます。

湖の水は比較的きれいで、夏には湖に浮かぶ「スイレン」や「ハス」の花が美しく、多くの人々を魅了します。湖の周辺には、大型遊具がある公園「わくわく広場」があり、家族で楽しめるスポットとしても人気があります。湖の周辺は比較的アクセスしやすく、車でのアクセスが一般的です。また、名栗湖周辺には観光スポットが多数あり、日帰りでも十分楽しむことができます。

歴史

「名栗湖」は、古くは「北田邑名栗の沼」と呼ばれていた湖で、周辺地域の生活や産業に大きな影響を与えてきました。湖周辺には、縄文時代の遺跡が発掘されており、弥生時代には周辺地域で農業が行われていたことがわかっています。

また、平安時代には湖畔に鴨飼があり、中世には名栗城が築かれ、周辺地域を治めた武将たちがこの湖を利用していたとされています。

江戸時代には、湖畔には名栗宿が設置され、旅人たちが湖を眺めながら休憩する風景が見られました。明治時代に入ると、治水のために湖の一部が干拓され、農地や住宅地が整備されるようになりました。

名栗湖は、かつては「名栗ダム」という名前で呼ばれていたのです。名栗ダムは、昭和初期に建設されたものであり、電力や農業用水の確保を目的としていました。しかし、戦後の混乱により建設工事は中断され、そのまま数十年間にわたって放置されることになりました。

1980年代になって、名栗ダム周辺の環境整備が進められるようになり、人造湖に改修し、名栗湖と改称されたのです。その後、周辺に公園やキャンプ場などの施設が整備され、名栗湖は多くの人々が訪れる人気の観光スポットの一つとなりました。

現在では、湖畔にはレジャー施設や公園が整備され、多くの人々が訪れています。

名栗湖の魅力

名栗湖の魅力の一つは、湖畔に広がる豊かな自然の美しさです。湖周辺には森林や水生植物が豊富に生息し、季節ごとに異なる風景を見ることができます。特に秋は紅葉の時期で、湖畔に広がる紅葉は見応えがあります。

また、名栗湖は釣りのメッカでもあります。湖にはブラックバスやコイ、ニジマスなどが生息しており、釣り人に人気のスポットです。湖周辺にはキャンプ場や釣り堀もあり、釣りやキャンプを楽しむことができます。

さらに、名栗湖にはアスレチック施設もあります。アスレチックは、大小様々な木製の遊具が設置されたアスレチック場で、子供から大人まで楽しめる施設です。アスレチックを楽しみながら、自然の中で過ごすことができます。

また、名栗湖周辺には美味しいグルメが揃っています。湖畔にはお店がいくつかあり、地元の食材を使った料理や、釣った魚をその場で調理してくれるお店もあります。

名栗湖の周辺には、さまざまなアクティビティが楽しめる施設が整っており、自然と触れ合いながら、様々な楽しみ方ができることが魅力の一つです。

名栗湖周辺のスポット

名栗湖周辺には、自然豊かな公園や温泉、歴史的な建造物などがあり、様々な楽しみ方ができます。

まず、名栗湖の北東部にある「昭和記念公園」は、広大な敷地内に芝生広場や池、園内列車などがあり、季節によっては花々が咲き誇る美しい公園です。また、昭和記念公園内には「緑の文化創造センター」があり、展示やイベントなどが開催されています。

次に、名栗湖南西部に位置する「五色温泉」は、日本三古湯のひとつとされる温泉地です。温泉街には露天風呂や岩盤浴などの施設があり、温泉を楽しみながらのんびりと過ごすことができます。

さらに、名栗湖の南に位置する「長瀞天然記念物・地形」は、約2億年前にできた長瀞峡の奇岩や深い谷などが見どころの自然遺産です。長瀞峡には渓流下りやカヌーツーリングなどのアクティビティもあり、名栗湖と合わせて訪れると一日中楽しめる観光スポットです。

また、名栗湖の南東部に位置する「秩父神社」は、秩父三十四箇所霊場の第一番札所とされる古刹です。境内には大きな鳥居や、国の重要文化財に指定されている「本殿」があり、秩父の歴史と文化を感じることができます。

最後に、名栗湖の南東部にある「鉄人28号像」は、同作品の作者である永井豪氏が埼玉県秩父市出身であることから設置された銅像です。鉄人28号の巨大な銅像は迫力があり、ファンはもちろん、子どもたちにも人気のスポットとなっています。

アクセス方法と駐車場情報

車でアクセスする場合は、東北自動車道の東松山ICから国道299号線を北上し、約30分程度で到着します。駐車場は無料で、湖畔に2か所あり、約200台分のスペースがあります。また、バスを利用する場合は、東武東上線の小川町駅から小川町コミュニティバス「ユーカリが丘」行きに乗り、約25分の「名栗湖入口」バス停で下車し、徒歩で約10分で到着します。

ただし、桜の季節や紅葉の時期などは、多くの人々が訪れるため、駐車場が混雑することがあります。その際は、時間に余裕を持って早めに出発することがおすすめです。また、公共交通機関を利用する場合も、混雑が予想されるため、時間に余裕を持って出発することが望ましいです。

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