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【長野】2月11日は高遠だるま市

関東地方を中心にいろいろな地域で開催されている『だるま市』。
だるま市ではいろいろな工房で手作りされた個性的なだるまを販売する商店がたくさん軒を連ねます。

長野県内でもいくつかの地域で開催されており、その内のひとつが伊那市高遠地区で毎年2月11日に開催される『高遠だるま市』です。

当日はだるま以外にも多くの露店が並び、いつもは静かな高遠地区がとても賑やかな一日となります。

目次

伊那市高遠は桜と紅葉が有名

高遠といえば高遠城址、以前紅葉の様子をお伝えしましたが、春と秋の観光シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。

だるま市は十四日市とも呼ばれるこの地域にある鉾持神社が毎年行う行事で、毎年決まって2月11日に行われます。

街道はたくさんの人と屋台などでにぎわいとても賑やかな一日となります。

臨時の駐車場が用意されますが、10時過ぎるころにはいっぱいになってしまうこともあるため、時間をずらして訪れるのが正解です。

だるまの奉納

だるまを購入する前にはまず、一年自宅に置いておいただるまを鉾持神社に奉納します。

だるまは購入した時に片目を入れ、願いが叶ったら残りの片方に目を入れて奉納しますが、その御利益はおよそ一年と言われています。

そのため、商売をする家や会社、だるまを置いている家では1年に一度だるまを買い替えているそうです。

鉾持神社は321段の階段を登った先にあるため、なかなか大変ですがこの日は多くの方が参道を登り参拝します。

境内では地元酒蔵によるどぶろくのふるまい酒

年によっても違いはありますが、2024年は階段を登った先の境内で地元酒蔵によるどぶろくのふるまいがあったようです。

たくさんの方が参拝するため、参拝待ちの長い行列ができます。

とはいえ階段を登ることができない方や時間が取れない方のために、入口に簡易の参拝所もできているため安心です。

たくさんの個性的なだるま

だるまは街道の市にて、大きさやカラー、表情など個性豊かなものがたくさん売られています。

有名な高遠の桜をデザインした高遠だるまや今年の干支にちなんだ干支だるまなど、見ているだけでも楽しくなります。

顔も一つ一つ手描きで作られているため、お店を決めたあとも悩みながら購入する方が多く見られました。

だるま以外にも招き猫などの縁起物がありますよ。

高遠が賑わう冬の一日

冬の間は特に静かな高遠の町ですが、だるま市の日はとても賑やかになり多くの方が訪れています。

高遠そばや高遠饅頭など地元グルメもたくさんあるため、のんびりと街道を散策するのも楽しいですよ。

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