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【長野】樹齢およそ300年の木曽ヒノキの森を走る『赤沢森林鉄道』

長野県木曽郡は良質な木材である『木曽ヒノキ』の産地として有名で、日本三大美林としても数えられています。

木曽郡上松町にある赤沢自然休養林は美しく手入れをされた木曽ヒノキの森で、整備された散策コースには多くの人が訪れ、森林浴を楽しんでいます。

森林の中を走るトロッコ列車から見る車窓も興味深く、子どもも楽しめる赤沢自然休養林を紹介します。

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赤沢自然休養林

赤沢自然休養林は原生林ではなく、1600年半ば当時の尾張藩より出された厳しい森林保護政策によって守られてできた森林です。

1982年に日本で初めての森林浴イベントを開催したことにより『森林浴発祥の地』とも呼ばれるようになりました。

赤沢自然休養林は全体が760haの広さで、8つの散策コースがあり(うち1つのコースは木道老朽化のため通行不可)、中には車椅子での散策も可能な歩道もあります。

自分の体力や年齢に合わせてコースを選ぶことができるので、多くの方が楽しむことができそうです。

森林を走るトロッコ列車『赤沢森林鉄道』

元々の線路は、木材や生活物資を運ぶために使われていましたが1975年には廃線となっており、前線自動車での木材輸送となっていました。

しかし、2005年の伊勢神宮御用材切り出しの際に使われた列車が人目に触れたことで、観光用として再び活用され始めました。

往復25分の道中は、車内放送で赤沢自然休養林の歴史に触れながら、季節ごとの森の美しさを満喫することができます。

列車は5両編成で、およそ100名の乗客を運ぶことができます。

乗車券が木製なので記念にもなり、とても雰囲気があってステキです。

トロッコ列車を片道で降りて、帰りは歩きもおすすめ

トロッコ列車は往復料金のみの設定ですが、折り返し地点で降りて歩道を歩いて帰ることもできます。

最も歩きやすい散策コースである『ふれあいの道』は、折り返し地点から駐車場まではおよそ1.4㎞で3歳の子ども連れでも歩くことができました。

線路沿い、川沿いを歩くコースなので、途中橋から魚を探したり、走ってきたトロッコ列車に手を振ったりと楽しみながら散策できます。

道中にはところどころ椅子や東屋が設置されていたので、おやつを食べたり、お茶を飲んだりしながらゆったりと森の空気を楽しみました。

とにかく水が澄んでいて、きれいなところには感動しました。

森林資料館や食事処も

赤沢自然休養林は、最寄りのJR上松駅から15㎞で専用の路線バスでも30分かかります。

もちろん近くにはコンビニなどはないので、施設内にある食事処を活用するのがおすすめです。

夏休み期間は、トムソーヤクラブという自然体験をすることができるイベントも開催されているので遊びにいってみてくださいね。

自家用車の場合は駐車料金(協力金含む)が600円ですが、最寄り駅から1日数本の路線バスを利用することも可能です。

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