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【長崎】島原まゆやまロードで写真を撮りながらドライブしよう!

長崎県島原市に「眉山(まゆやま)」という小高い山があります。
江戸時代に、大規模な山崩れと津波によって2万人以上が犠牲になった「島原大変肥後迷惑」において、その崩れた山こそが眉山です。
悲しい歴史はありますが、島原のシンボル的な存在として街の背後にそびえています。

ところで、眉山周辺を一周するように、通っている「島原まゆやまロード」という県道があります。
この道からは、約30年前の噴火によって誕生した、日本で一番新しい山である「平成新山」を間近に見ることが可能です。
今回は、島原まゆやまロードにあるフォトスポットを中心に紹介します。

目次

千本木展望所

平成新山

がまだすロードの島原インターを降り、山の方へ少し走ったところに、島原まゆやまロードへの分かれ道があります。
そこから、くねくね登りながら進むと最初に辿り着くのが「千本木展望所」です。
ここからは、平成新山が間近に眺められます(上記の写真参照)。
ごつごつとした岩肌は、噴火の時に出てきた溶岩です。
この溶岩は、非常にドロドロしていたため、流れることなく岩肌にくっついては崩れ、を繰り返しました。
この時に崩れた溶岩は、高温の火砕流となり、高速で山の斜面を駆け下りて麓の集落を焼きました。

千本木地区

千本木展望所からは、火砕流によって更地になってしまった千本木地区を見ることができます。
この地区は砂防指定地になっているため、一般の人の立ち入りは制限されており、人が住むこともできません。
中には今でも焼かれた牛舎や、家の骨組みが残っています。

有明海の向こうに福岡県から熊本県まで見える

振り返れば、有明海越しに福岡県の大牟田市や、熊本県の荒尾市や長洲町などの街並みや、山地が見えます。

平成新山ネイチャーセンターの入り口

平成新山ネイチャーセンターの看板

坂道を登っていくと、平成新山ネイチャーセンターの看板が出てきます。
平成新山ネイチャーセンターでは、雲仙普賢岳の平成噴火のことや、雲仙岳の動植物などの自然について知ることができます。
平成新山もさらに間近に見れるので、時間がある方は寄ってみてください。

有明海と平成新山の絶景

平成新山(別角度より)

峠を越え、長い下り道に入ります。
そうすると、所々に小さなパーキングスポットがあるので、車を停めてみましょう。
振り返れば間近に平成新山が、先ほどとは違う角度から見ることができます。

さらに下ると眼下には、水無川にゴロゴロと岩が転がっているのが見えます。
平成噴火の時に火砕流や土石流によって、転がってきたものです。

手前の島は湯島、奥が天草諸島

有明海の方を見ると、島々が見えます。
手前の島は「湯島」ですが、島原天草一揆の時に、島原と天草の一揆勢が島で談合したことから「談合島」とも呼ばれています。
さらに奥には、宇土半島や天草諸島が見えます。

場所はこちら

絶景がたくさんあるので、ドライブやツーリングにおすすめです。

島原まゆやまロード

県道207号線
無料で通行可能

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