おもてなしの名所、金沢で建てられたシンボル
金沢駅・兼六園口(東口)を出ると、まるで空港のような吹き抜けの空間が目の前に広がります。
ガラス張りの天井から穏やかな光が差し込まれ、金沢の地に着いた観光客や帰省客を、“鼓門(つづみもん)”まで誘導してくれます。
石川県は1年の3分の1が曇りの日。
雨や雪も多いことから、駅を降りた人たちに傘を差すおもてなしをコンセプトとした、
このガラス張りの雨除けの空間は“もてなしドーム”という名で親しまれています。
そして金沢駅を抜ける門である鼓門は、金沢の伝統芸能である能楽に使われる鼓をモチーフとしています。
荘厳で圧巻な造りとは裏腹に、釘を一切使われておらず、ガラス張りのもてなしドーム同様に、
地震による耐震技術が施されています。
能登半島地震においても金沢駅も大きな揺れがありましたが、
倒壊や破損などの被害がなかったことも納得です。
夜は日没から0時までライトアップされており、昼夜問わずフォトスポットとしても多くの方たちで賑わっています。
曜日によって様々な色のライトが施されているので、ご滞在中は毎日通ってみたくなりますね。
北陸新幹線の終着駅が金沢駅⇒敦賀駅にバトンタッチ
金沢駅は、1898年(明治31年)4月1日に開業された、古い歴史を誇っています。
東京から金沢駅を結ぶ“北陸新幹線”の歴史は浅いのですが、
実は50年以上前に遡る1972年に計画化されたそうです。
1997年(平成9年)になると、東京ー長野間で“長野新幹線”として開業。
そして2015年(平成27年)3月14日には東京ー金沢間に延線され、“北陸新幹線”として開業されます。
更に金沢駅ー敦賀駅(福井県)間が2012年(平成27年)に竣工され、
そしてついに今年の2024年(令和6年)3月16日に新たに開業されます。
東京‐金沢間は最短2時間30分。
東京ー敦賀間は最短3時間8分で行き来ができるようになります。
開業後は金沢のみならず、福井県敦賀市も賑わうこと間違いなしですね。
まとめ
金沢駅と北陸新幹線に触れてみましたがいかがでしたか?
北陸新幹線が敦賀まで延線されますが、
さらに2046年には敦賀駅ー新大阪間に延線される予定です。
22年後…。
“自分は一体何歳なんだろう?”といらぬ計算をしてしまいがちですが、
今は金沢駅、そしてちょっと足を延ばして敦賀駅までふらっと立ち寄って、
北陸の駅の魅力を堪能してみてはいかがですか?
住所 〒920-0858 石川県金沢市木ノ新保町1-1
アクセス:公共交通機関でJR金沢駅兼六園口(東口)から徒歩すぐ駐車場なし
駐車場:大型バスの駐車○
駐車場:備考普通車の有料駐車場は付近に複数あり
観光バス駐車場はJR金沢駅西口側に
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