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【石川】県庁舎跡地に新たに開業…しいのき迎賓館

目次

100年以上前に建てられた石川県初の鉄筋コンクリート建築物

しいのき迎賓館 正面

金沢市役所から徒歩5分。

そして日本三大庭園のひとつ“兼六園”の向かい。

はたまた“金沢21世紀美術館”の向かいにもそびえたつ大正ロマンを彷彿とさせられる建物。

その名も【石川県政記念しいのき迎賓館】

石川県民からは「しいのき迎賓館」という呼び名で親しまれています。

元々は“石川県庁”でした。

国会議事堂などの設計を手掛けた矢橋賢吉(やばし けんきち)の設計によって建築されました。

石川県庁が2003年に金沢市鞍月に移転するまでは、広坂地区のランドマークとして市民にも親しまれていました。

移転された後、しばらくは活用することもありませんでしたが、

石川県初の鉄筋コンクリート構造を今後も歴史に名を刻みたい、として、

2010年に【石川県政記念しいのき迎賓館】という名前で再出発を果たします。

レッドカーペットが敷かれた階段
入口
扉も大正ロマンが漂います
旧石川県庁の看板
西洋風の空間
ステンドグラスから差し込む日差し

「しいのき迎賓館」ってどんなところ?

しいのき迎賓館 正面
堂型のシイノキ

玄関の前にある2本のシイノキは、

「堂型のシイノキ」と呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。

施設に入る前からワクワクさせられます。

天然記念物に指定されている堂型のシイノキ

施設に入ってみると、外観とはうらはらに、大きなガラス張りとなっており開放的。

大きなガラス張り
北國新聞本社が見えます
金沢城址公園が一望できます

現在は免震構造を採用しており、

2011年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

そして2021年には「登録有形文化財」として登録されました。

1階はカフェスペースやギャラリー。

2階はレストランにイベントスペース。

3階はセミナールームなど。

吹き抜けの解放感

週末は、広場でイベントも開催されているので、

地元の人たちはもちろん、観光客も楽しめそうです。

まとめ

緑に囲まれたしいのき迎賓館

いかがでしたか?

金沢市中心部にありながらも、広場では時間を忘れてゆっくりと寛げられる空間。

兼六園や21世紀美術館に行ったついでに、「しいのき迎賓館」にもぜひ足を運んでみてくださいね。

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