歴史は実に100年近くにも及ぶ内灘駅
石川県金沢市のお隣にある河北郡(かほくぐん)。
河北郡の中心部と言ってもいい場所に内灘町(うちなだまち)があります。
県庁所在地の金沢市へは電車で約30分。
その始発駅が〘内灘駅〙です。
内灘駅(うちなだえき)は1929年(昭和4年)4月7日に、「粟ヶ崎遊園前駅」として開業しました。
そう、その名の通り、当時は遊園地があり、多くの家族連れでにぎわいを見せていました。
かつて内灘駅のすぐ近くにあった粟ヶ崎遊園(あわがさきゆうえん)とは?
1925年に開園され、かつて石川県に存在していた総合レジャー施設。
約6万坪の広い園内には、遊園地の他にも大劇場や大浴場、旅館、動物園、食堂があり、
なんと他にも野球場やスキー場まで存在していたそうです。
少子化の現代では考えられませんね。
しかし1941年に閉演。わずか16年の短い歴史に幕を閉じました。
今ではスッカリ静寂な内灘町となりましたが、当時の賑やかだった光景を一度見てみたかったものです。
券売機は機械でも、切符は手で受け渡し。
浅野川線の始発駅「内灘駅」ですが、切符は券売機で購入し、
改札は駅員さんに切符を見せて日付印を押してもらいます。
非接触の時代に変わりつつあり、そんなご時世でも
内灘駅では駅員さんともちょっとした会話ができるので、旅の思い出としても心に残りそうです。
いよいよ浅野川線、通称〘浅電(あさでん)〙に乗車。
さて、いよいよ浅野川線、略して浅電(あさでん)に乗車します。
意外なことに乗客のみなさまは、キャリーバッグを持った観光客の方が多く、
中には海外からいらした観光客の姿も多くみられました。
観光地の金沢市のみならず、少し離れた内灘にも足を運んでもらえて、地元民としては嬉しい限りです。
内灘駅や金沢駅の乗降車時には、切符は駅員さんにお渡ししますが、
無人駅の場合は、電車の車掌さんに定期券を見せたり、また車内の運賃箱に現金や切符を投入する仕組みです。
それぞれの駅によって支払い方法に違いがあるので、事前にチェックするか、
他の乗客のかたの乗降方法を見てみるといいですね。
まとめ
石川県のローカル駅、内灘駅について触れてみましたがいかがでしたか?
金沢駅へも1本で行けますが、内灘駅からは徒歩15分で日本海にも行けるので、
これからの海水浴シーズンに向けて、内灘町もぜひチェックしてみてくださいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。