みなさんは「日光杉並木街道」をご存知ですか?
全長37kmの道の両側に約1万2,000本もの杉の木がそびえ立つ日光杉並木街道は世界一長い並木道で、ギネスブックに認定されています。
古いもので樹齢380年を超える杉の巨木が連なり、日本で唯一「特別史跡」と「天然記念物」の二重指定を受けています。
その日光杉並木街道の保護と地域の文化継承のために整備された公園が「杉並木公園」です。
魅力たっぷりの杉並木公園をご紹介します!
粉挽きや米つきに使われていた水車
かつて杉線香生産の動力として利用されていた水車が園内のあちこちに設置されています。
こちらは重連水車。
こちらは大水車。
なんと直径10m、幅80cmもある巨大な水車です。
園内には粉挽き水車小屋もあります。
ゆったり動く水車を眺めながらのんびりと過ごす時間は心が洗われるようですよ。
貴重な文化遺産「旧江連家」と古民家蕎麦屋「報徳庵」
園内には歴史的な価値が高く貴重な文化遺産である「旧江連家(1830年築、約90坪)」と、二宮金次郎の名で知られる二宮尊徳により建てられた「住宅報徳仕法農家」が復元されています。
こちらは「旧江連家」。
なんだかタイムスリップしたような気持ちになりますね。
そして「住宅報徳仕法農家」はなんと蕎麦屋として営業しているのです!
打ちたてのお蕎麦は香り高く、コシがあって最高ですよ♪
大自然のパワーを感じる景色
そしてなんといっても、杉の連なるこの景色が一番の見どころです!
耳を澄ますと、杉並木の横を流れる小川のせせらぎの音が聞こえてきます。
ひんやりとした空気が心地よく、のんびりお散歩するのに最適です。
園内は杉だけでなく様々な植物や樹が植えられているので、景色を楽しみながらじっくり散策してみてください。
大自然のパワーを受けて癒されることまちがいなしです!
鉄道ファン必見!?裏ルート
実は、杉並木の散策ルートとは別のルートもあります。
そちらは東武日光線の上今市駅の裏手なので、線路沿いを歩くことができます。
運がいいと特急スペーシアや特急リバティが眼前を通り過ぎますよ。
電車好きの方にはとてもおすすめです♪
田舎ならではののどかな田園風景も楽しめます。
まとめ
杉並木は1625年から約20年の年月をかけて植えたものです。
それから約400年近く経った今でも受け継がれています。
長い歴史を感じながら、ぜひ公園内を散策してみてください。
- 住所 栃木県日光市瀬川383-1
- 電話番号 0288-22-6163(日光市公共施設管理公園)
- 料金 無料
- 休業日 無休
- アクセス 東武日光線「上今市駅」から徒歩1分
- 駐車場完備