早春の花のたよりが届き始めました。
今回は五泉市。
菅名岳山麓の湿地帯でひっそりと咲く水芭蕉をご紹介します。
五泉市の名の由来
今回訪れた五泉市は、菅名岳の山麓に広がる平野部にあります。
五つの泉と書くように、、昔は5つの泉が湧き出ていたとか、5つの川が流れていたとも言われています。
現在も、清冽な早出川、豊富な地下水に恵まれており、水道水として引いている家庭も多くあります。他の土地に行くと水道水は飲めないという人も。
そんな水のまち五泉市では、昔から、酒造りが盛んです。
五泉市の水の恵みは白山(越後白山)、菅名岳から。
五泉市は、菅名岳やその周辺の雪解け水が豊富で、昔から酒造りが行われています。
「寒九の水汲み」と称して、毎年雪深い1月に菅名岳山麓の清水を採水して、「清酒 菅名岳」の仕込みが行われます。(2024年は一般参加は中止となり、蔵元、近藤酒造の社員の方のみで行われました)味はもちろん越後の銘酒、淡麗辛口のスッキリした味わいです。
ところで、自然の名称が地酒の名称となっているのはよく見かけますが、「菅名岳」同様に山の名前を取ったお酒の銘柄思い浮かぶものはありますか?
そうです!
八海山、苗場山、朝日山に麒麟山、そして、妙高山などが有名どころです。
ふれあい自然の里 水芭蕉公園
話をもとに戻します。
もともと雪解け水に恵まれたこの場所に水芭蕉が自生していました。
その湿地帯に、誰でも気軽に散策できるように木道を設置し公園として開放したのが、現在の「ふれあい自然の里 水芭蕉公園」で、平成8年開園しました。
有り難いですよね(*^^*)
公園内は程よく木立に囲まれており、起伏も穏やかで、木道もとても歩きやすいです。
敷地 2.1ヘクタール
木道の総延長距離 480メートル
水芭蕉の総株数 約3万株
開花時期 3月下旬〜4月上旬
※4月上旬には山桜も咲き、水芭蕉との共演も楽しめます。
入場料 無料
30分くらいはぶらぶらできてしまいます。今回は咲き始めのため、数も少なくアップの写真多めとなりました。1つひとつの花に注目しながら・・・
特に午前中は森林浴にもいい時間帯ですのでおすすめです。また、私が訪ねた時は、柔らかい木漏れ日を受けながら、やさしいオカリナの音色を奏でている方がいらっしゃいました。(*^^*)
みなさまそれぞれが心地よい花との時間を楽しまれる雰囲気にさらに癒やされます。
せっかくなら、美味しいお水をお土産に
車での移動となりますが、すこし離れた場所に、天然水を汲めるところもあります。
清らかなお水が美味しい五泉市、ぜひ空のペットボトル持参でぜひ訪ねてみてください。
この他にも、花の名所、神社仏閣、グルメ、まだまだ、五泉市には魅力がいいっぱいです。
それはまた、次の機会に・・。
詳細情報
五泉市 ふれあい自然の里 水芭蕉公園
所在地:新潟県五泉市菅出2687/水芭蕉公園
お問い合わせ先:五泉市役所 商工観光課
新潟県五泉市太田1094番地1
電話番号:0250-43-3911(代表)
近藤酒造
住所:〒959-1824 新潟県五泉市吉沢2-3-30
電話番号:0250-43-3187(代表)