岐阜県多治見市は上質な粘土質の土がとれることから、陶器の町として栄えてきました。
現在も多くの窯元が存在しますが、地域によってつくられているものに特徴があります。
今回は『タイルの町』と呼ばれる多治見市笠原町にある、『多治見市モザイクタイルミュージアム』を紹介します。
インスタグラムでも注目される目をひく外観
一番最初に目をひくのは建物の外観です。
タイルを作るための原料である粘土がとれる山をイメージした建物で、まるで絵本の中に入り込んだような非日常感があります。
天気が曇り空だったので写真もイマイチですが、多くの方がインスタグラムでも紹介しているほどの映えスポットでもあります。
大人も子どもも楽しいモザイクタイルアート
タイルミュージアムで特に人気のモザイクタイルアートは、体験料500円で出来上がった作品をもちかえることができます。
いくつかの小物から好きなものを選び、その小物にボンドでモザイクタイルを貼っていきます。
今回は、コースター、小物入れ、フォトフレーム、小物掛けの4種類から選ぶことができました。
貼り付けるタイルは選びきれないほどたくさんあり、ハートやクローバーなど可愛い形も多くキラキラとキレイなので見ているだけで楽しくなります。
土日祝日は予約制ですが、枠に空きがあれば当日でも参加可能です。
1階はミュージアムショップと体験工房
1階には地元タイルメーカーの商品や個人作家さんのタイル小物などが販売されています。
体験工房のタイルも詰め放題で購入可能なので、自宅で好きな小物にモザイクアートを楽しむことも可能です。
1階は入場料が不要なので、体験だけでも気軽に訪れることができます。
展示は4階からスタート
建物は4階で展示スペースは2~4階ですが、順路としては4階から見学していきます。
4階へと登る階段は登り窯をイメージさせるような不思議な空間が広がっており、ぐんぐんタイルの世界に吸い込まれるようです。
(エレベーターもあるため、階段が登れなくても見学は可能です。)
館内には、大きなモザイクタイル画や実際に使われていた流し台、お風呂などが展示されており、モザイクタイルの面白さに触れることができます。
タイルで音階が作ってある展示では、実際に叩いてみることもできとても興味深いです。
タイルによって澄んだ音や響く音などの違いがあることも体感できます。
建物すぐ横の広場も注目
モザイクタイルミュージアムの入口側は大きな広場になっていますが、そこでもモザイクタイルを楽しむことができます。
椅子としても使える、果物のモザイクアートは種類も多くかわいい虫がデザインされているので是非探してみてください。
広場には全面内装がタイル張りのおしゃれなカフェも先月からオープンしていました。
タイルミュージアムの中で上映されている映像に登場するカフェなので、興味のある方は合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
笠原町はタイルの町。
他にも『食べられるタイル』としてクッキーや琥珀糖などを作っているお菓子屋さんがあったり、地元の小学生がつくったタイルアートが道路わきに設置されていたりするのでちょっとした街歩きもおすすめです。