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【山形】賞味期限が本物の証!大石田に伝わる最上川千本だんご

山形県大石田町のオススメを聞かれたら、真っ先に紹介されるであろう『最上川千本だんご』。大石田町は人口約7000人程の県の中央に位置している豪雪地帯です。自然が多く、空気や水がキレイなこの場所は、かの有名な俳人松尾芭蕉も訪れています。最上川最大の船着場だった大石田町で最上川を下る為に3日程休まれていったのだとか。有名な『おくのほそ道』はこのみちのくの旅をつづっています。

そんな古い文化と大自然が豊かな町で味わうことの出来る本物のお団子を是非ご堪能ください。

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『明日には固くなる』を貫く本物志向

スーパーに売っているお団子には、砂糖や酵素などを混ぜ込んで数日後でも柔らかい状態で美味しくいただけるように作られていますが、最上川千本だんごでは添加物無しのお団子にこだわって作られています。千本だんご屋のおばあさまが毎日の天気や湿度を考慮しながらつきたてを提供しているということもあり、連日多くのお客様が訪れ長蛇の列を作っています。休日は開店前から並んでいるので、並ぶのは当たり前!くらいの気持ちで訪れてみてください。

開店と同時に長蛇の列が出来ている最上川千本だんごは休日平日関係なく賑わっている。

迫力あるお団子のビジュアル!

最上川千本だんごの魅力は、なんと言っても見た目の迫力です。1本のお団子の上に乗っている餡が、通常の3倍ほどのボリュームがあり食べ応えは満点。一見この量は口飽きしてしまうのでは?と思いそうなこの最上川千本だんごですが、なんと言ってもそれを可能にしているのが真っ白な弾力あるお団子です。このお米本来の味を感じられるお団子のおかげで最後の一口まで味わいながら食べ切れてしまうのがこのお団子の凄いところです。また、この場所に訪れた人だけが食べることの出来るイートイン限定商品は、ゆったりと席について食べていただきたい推し団子です。

オススメは、東北でも有名なずんだをふんだんに使用したずんだ生クリーム。

最上三十三観音の一つ西光寺を参拝しよう

最上川千本だんごのすぐ側には、最上三十三観音の一つで第二十九番札所の西光寺があります。

最上川千本だんごの駐車場は、西光寺を訪れた人も駐車可能なので西光寺も併せてご覧になることが可能です。ここの観音像の歴史は古く、大石田町に住んでいた細川甚兵衛の子孫が最上川で釣りをしていると、川底に輝くものを見つけ、それが観音像だったので観音信仰の強かった甚兵衛の影響で粗末に扱わないよう現在は西光寺に運ばれたという物語が今も語り継がれています。人々の心を平安にし、悟りに導くという仏教の教えを守ってきた大石田町の歴史を肌で感じる事ができそうですね。参拝後に、お団子を食べたり、食べたあとの散歩がてらに行ってみるのにもちょうど良い距離です。

最上川千本だんごの駐車場に車を置いて、西光寺を拝むことも出来る。

まとめ

  • 最上川千本だんごは、添加物を一切使用しない『明日には固くなるだんご』で勝負している、大石田町の有名な観光スポットです。
  • お団子のビジュアルが印象に残りやすく、他店と比較にならないほどの餡のボリュームと美味しさから、連日多くの観光客が訪れています。一度食べたらまた食べたくなるお団子です。お土産を購入するほか、季節限定、イートイン限定の味を大石田町の大自然と共に味わってみてくださいね。
  • 最上川千本だんごの近くにある西光寺は、最上三十三観音の二十九番札所であり、古くから語り継がれる有名な観音像を拝むことが出来ます。是非、最上川千本だんごを訪れた際には西光寺にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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