金沢市民の憩いの場、兼六園
時代の流れが顕著で進化が目まぐるしい早さである昨今。
石川県金沢市も日に日に地域活性の進化を遂げているので、決して例外ではありません。
しかしそんな街の中心部に、まるで時代の流れが止まったかのように静寂な庭園が広がっています。
その名も【兼六園(けんろくえん)】
日本三大名園ひとつとして知られており、他に岡山県岡山市にある後楽園(こうらくえん)や茨城県水戸市の偕楽園(かいらくえん)があることでも有名です。
兼六園はいつから存在するのか?
兼六園は江戸時代に加賀藩の歴代藩主によって造られました。
意外と歴史は浅いようですね。
約11.7ヘクタールの広さを持ち、金沢城の隣に隣接されております。
前田利家公が生前お庭として日々兼六園で散策を楽しんでいたそうです。
四季折々の美しさを楽しむことができ、春の梅や桜、夏の新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と年中飽きることはありません。
今では金沢市民のみならず、連日多くの観光客で賑わっております。
日本で初めて建てられた銅像。鼻の穴から光が見えると…?
兼六園の中には、日本武尊像が散策客をお出迎え。
西南戦争で戦死した軍人を慰める銅像として、明治13年(1880年)に日本で最初に建てられた銅像と言われています。
高さは5.5メートル。
能登地震で金沢市も大きく揺れたにも関わらず、
銅像は倒壊もなくズッシリとそびえ立つ強運の持ち主です。
そんな銅像の鼻の奥は貫通しており、鼻の奥から光が見えるとイイことが起こる縁起物として、
この日も何人かが身体を傾けながら鼻の中を覗き込んでおりました。
瓢池(ひさごいけ)は兼六園の中で一番はじめに造られた場所
瓢(ひさご)とは瓢箪(ひょうたん)を意味します。
写真では分かりづらいですが、池の中央がくびれて瓢箪の形に似ていることから“瓢池(ひさごいけ)”と呼ばれるようになりました。
滝からは常に新鮮で透明感あふれる水が流れており、心身浄化にも一役買ってくれます。
時間帯や天候によっては虹が見られるパワースポットでもあり、見る人たちを魅了させてくれます。
まとめ
石川県の観光名所、兼六園について触れてみましたがいかがでしたか?
金沢市香林坊から徒歩10分で行けて、早朝は7時ー9時は連日無料開放されているので、
ちょっと早起きをして散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
兼六園の開園時間
兼六園は年中無休ですが、季節によって開園時間が異なりますのでご注意ください。
また、早朝無料入園のサービスも行っています。早起きが得意な方はぜひご利用ください。
通常 (有料) | 3月1日~10月15日 | 7:00~18:00(入園は17:30まで) |
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10月16日~2月末日 | 8:00~17:00(入園は16:30まで) | |
早朝 (無料) | 3月1日~3月31日 | 5:00~通常開園の15分前まで |
4月1日~8月31日 | 4:00~通常開園の15分前まで | |
9月1日~10月31日 | 5:00~通常開園の15分前まで | |
11月1日~2月末日 | 6:00~通常開園の15分前まで |
※閉園時間になったら退園しなければなりませんので、時間に余裕を持ってご来園下さい。
※早朝無料入園は通常(有料)開園時間の15分前には退園しなくてはなりません。あらかじめご了承ください。
兼六園の入園料
大人 | 小人 | |
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個人 | 320円 | 100円 |
団体 | 250円 | 80円 |
- 団体は30名様以上、小人は6歳~17歳です。
- 以下の方は入園料が無料になります。入園料の免除に関しては以下のように規定されています。
- 65歳以上
公的機関が発行する運転免許証・保険証等で年齢証明の提示が必要です。(コピー可) - 障がい者
身体障害者手帳、精神障害保健福祉手帳、療育手帳の提示が必要です。(介護者1名免除) - 学校行事等
小学校、中学校、特別支援学校(特別支援学校は高等部を含む)による行事については、
兼六園入園願、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓入館願 を学校長名で1週間前までに提出して頂ければ免除となります。 - その他
生活保護施設、身体障害者更生養護施設、児童福祉施設または老人福祉施設に入所している方で、その旨を証する書面を所持する方。 - 兼六園の県民観賞の日(毎週土・日曜)
石川県民で入園時に下記(※)のいずれかの書面を提示できる方。
- 65歳以上
※提示書面=自動車運転免許証、身分証明書、健康保険証、健康手帳、その他(満65歳以上、または県民であることが確認できるもの)
兼六園の無料開放について
兼六園は以下の期間、無料開放されています。
- 12月31日から1月3日までの年末年始。(大晦日から元旦にかけては夜間も開放されています)
- 観桜期の1週間。(開花の時期によって毎年変わります)
- 金沢百万石まつりの3日間。
- 8月14日から16日までのお盆の期間。
- 11月3日の文化の日。
- 定期的に行われている、「金沢城・兼六園ライトアップ」は入場無料です。
兼六園までのアクセス
■電車
東京方面からは北陸新幹線、関西からは特急サンダーバード、東海からは特急しらさぎでアクセスできます。
兼六園へお越しのお客様はJR金沢駅をご利用ください。
金沢駅からは、兼六園口(旧東口)のバスターミナルより「城下まち金沢周遊バス」が毎日運行されています。
詳しくは下記の「バスをご利用の方」をご覧ください。
■バス
金沢駅兼六園口(旧東口)6番のりばより、毎日15分間隔て運行されています。
城下まち金沢周遊バスは右回りルートと左回りルートがございます。
どちらも兼六園で停まりますが、右回りルートのほうが早く、停留所も兼六園側で降りることが出来ます。
右回りルートをご利用の場合は、「兼六園下・金沢城(石川門向い)」6番停留所で降車すると、桂坂口の出入り口(料金所)の近くとなります。
左回りルートをご利用の場合は、「兼六園下・金沢城(白鳥路前)」9番停留所でお降りください。
料金(1乗車) | おとな 200円、こども 100円 |
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運行時間 | 始発8時30分から終発18時05分まで、15分間隔で運行 |
■ライトアップバス
金沢駅兼六園口(旧東口)6番のりばより、毎日15分間隔て運行されています。
「兼六園下・金沢城(石川門向い)」4番停留所で降車すると、桂坂口の出入り口(料金所)の近くとなります。
料金(1乗車) | おとな 300円、こども 150円 |
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運行時間 | 始発19時00分から終発21時45分まで、15分間隔で運行 |
のバスターミナルより「城下まち金沢周遊バス」が毎日運行されています。
■車でお越しの方は、北陸自動車道(高速道路)から
・富山方面からは「金沢森本IC」下車、山側環状道路経由で約20分
・福井方面からは「金沢西IC」下車、新神田・野町広小路経由で約30分
各ICを降りてから兼六園まで、市内中心部を通りますので、時間帯によっては混雑が予想されます。時間には余裕をもってお越しください。
駐車場は、「兼六園下」交差点近くの「兼六駐車場」等をご利用ください。