岡崎城は、徳川家康公が生誕したお城です。
昨年、大河ドラマで演じられたことからも「岡崎といえば家康」のイメージがある人も多いでしょう。
2006年には、その歴史的価値から「日本100名城」に選定されました。
岡崎城は、季節ごとにたくさんの花や植物に囲まれ、多くの人に親しまれています。
今回は、美しい花と一緒に楽しめる岡崎城の魅力を紹介します。
桜まつり(3月下旬〜4月上旬)

岡崎城のある岡崎公園とその周辺の乙川や伊賀川には、約800本のソメイヨシノが咲き誇ります。
岡崎公園は、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
毎年、3月下旬~4月上旬に桜まつりを行っており、キッチンカーなどの出店やライトアップされた夜桜を楽しむ人で大賑わい。
来園者が多すぎて、駐車場が予約制になったほどです。
岡崎城の周りを歩くと、桜が降り注いでくるかのように辺り一面に咲いています。

日中は親子連れや年配の方、夜はカップルなど、とても多くの人が訪れます。
乙川では、桜まつりの時期に「お花見乗合舟」を運航しています。
川沿いに咲く桜を見ながら、約30分の船旅が楽しめます。
舟から岡崎城と桜を一緒に眺めることもできますよ。
藤まつり(4月下旬〜5月上旬)

藤は、岡崎市の花。「五万石ふじ」の名で親しまれ、2022年1月に愛知県の天然記念物に指定されています。
こちらの藤棚は、1,300平方メートルあり、見上げると甘い香りがします。
かつて岡崎城の入り口付近にありましたが、岡崎公園南側の乙川堤防沿いに移されました。
推定樹齢120年以上の古株も。

毎年4月下旬~5月上旬に藤まつりを行っていて、夜になるとライトアップされます。
藤まつり期間中は、藤棚エリアと二の丸広場に屋台やキッチンカーなどの出店があります。
ライトアップされた幻想的な藤を眺めながら、親しい人と語り合うのも良いですね。
乙川堤防沿い以外にも、岡崎城前、二の丸能楽堂前にも藤が咲いています。

一年中楽しめる花時計

こちらの花時計は、1960年3月に完成して以来、60年以上動き続けています。
1年に4回草花の植え替えをしているので、この花時計からも四季を感じられるでしょう。
3か月に1度来ると、毎回違う花時計が楽しめそうですね。
2024年4月現在は、大人気YouTuber東海オンエアの「TOKAI ONAIR OFFICIAL STORE 岡崎公園店」オープンを記念して、「ピースの2乗のあいつ」をかたどった花が植えられています。
「ピースの2乗のあいつ」とは、東海オンエアの公式キャラクターです。
バス駐車場からすぐのところにあるので、バスツアーなどの方は見つけやすいでしょう。
岡崎城にいらした際には、花時計も一緒に楽しんでみてください。
まとめ

春は桜や藤に彩られる岡崎城。
秋には紅葉もきれいなので、季節ごとに岡崎城の様々な顔が見られるでしょう。
もちろん花だけでなく、岡崎城内も見学してみてくださいね!
家康館で歴史を学んだり、茶室でほっと一息ついたりもできますよ。
お近くにいらした際は、ぜひ一度足を運んでみてください。
電話番号:0564-22-2122
住所:〒444-0052 愛知県岡崎市康生町561-1
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末(12月29日~12月31日)
入館料:大人(中学生以上)300円、小人(5歳以上)150円
※市民割や団体割等の割引あり。詳細はホームページへ。
駐車場:乗用車駐車場150台(バス駐車場に身障者6台と乗用車31台あり)
アクセス
【公共交通機関】
・名鉄「東岡崎駅」より徒歩15分
・愛知環状鉄道「中岡崎駅」より徒歩15分
・名鉄東岡崎駅より4番のりばバス「康生町経由」乗車→「康生町」下車→徒歩5分
・JR岡崎駅よりバス「康生町方面行き」乗車→「康生町」下車→徒歩5分
【車】
東名高速道路「岡崎インター」より名古屋方面へ3㎞(国道1号線沿い)